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なぜ宿題をしなければならないの?

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今年の子どもたちの夏休みは、期間短縮で2週間余りです。

コロナで4月〜6月まで3ヶ月ほど臨時休校期間だったので、仕方のないこと。

ですが、自宅学習が増えたので、ある意味では「宿題が増えた」と

感じてて、だんだんとモチベーションが落ちている様子です。

夏休みの宿題の量については、例年とさほど変わらないですが、

我が家では宿題の「量」とか以前に、「宿題がある」ことが嫌だと言っています。。。

「なんで宿題やらなきゃいけないの?」と事あるごとに言います。

そんな時、なんて答えたら良いのでしょう?

大抵は、「そんな事言ってないで、さっさとやりなさい!」と一喝してしまうものですが、

この時の子供の気持ちほど、やる気をそがれ、納得いかない気持ちがずっと残ってしまうことでしょう・・・。

私もほとほと困り果てていたら、とても素敵なエピソードを教えてくれたママ友がいました。

ココから・・・

子供さんに「なぜ宿題をしなければならないの?」と聞かれて、その質問に対してどう返事をしたらよいか・・・との事だったのですが、

その返事の仕方も大事かもしれませんが、私はもっと大事な事が有ると思うのです。

それは子供さんが勉強に躓いていたり、付いていけなくなっているのではないかな?という心配です。

「なぜ宿題をしなければならないの?」と聞く、その裏にある気持ちを知ってあげることが必要だと思うのです。

もし今、子供が何を習っていて、どんな宿題が出ていて、どのくらい理解しているか?を親が把握していれば問題はありませんが、

もしそうでなかったとしたら、宿題の出来具合を見たり、サポートすることが必要なのかもしれない、という事なんですね。

そして、宿題は何のためにあるか?という事も親は知っておく必要があると思うのです。

先生が出してくれる宿題って、決して強制や制裁などではなく、逆に先生の「思いやり」に近いものなんです。

計算問題や漢字などは特に顕著ですが「理解した」だけでは使えるようにはならず、何度か練習を繰り返して「慣れる」ことや「覚える」事が必要になります。

特に新しい知識は何度か使ってやっと身に付く、という事も多く、その「慣れる」「覚える」「使ってみる」こそが宿題になるのです。

これはゲームでも、自転車でも、サッカーでも、スマホでも、何でも同じ。

覚えた知識を「覚えた」だけで終わりにするのではなく、複数回練習をしてみて、初めて使えるようになります。

子供たちが自分でその問題を選択したり、親が作ってあげたりすれば、先生が宿題を出す必要はありません。

でもそれでは子供や家庭によって差が開いてしまうから「これをやっておくといいですよ」と作ってくれたのが宿題なんですね。

そして、ご存じでしょうか?

先生はその宿題をチェックするために、残業したり、家に持ち帰ったりして、ご自分の時間を使っておられるのです。

そう考えると、先生の出される宿題に「嫌なもの」「めんどくさい」と思う子供たちの印象を改めさせたいです。

なので私が「どうして宿題をしなければならないの?」と聞いたらこんな風に返事をします。

まず「宿題は“やらなくちゃならないもの”ではないんだよ」です。

「宿題がなぜ出るのか?っていうと、先生が今日、学校で教えてくれた内容を、みんなにきちんと理解してもらいたくて、わざわざ問題を考えたり、選んだりして作ってくれているんだよ」

「だってそこで分からないままにしておけば、そのまま進んだらよけいに分からなくなっちゃうからね。理解するためには同じような問題を何度かやる事が大事なんだ」

「でも実は、先生だってわざわざ宿題を作りたいわけじゃないんだよ」

「だってチェックするだけだって一人5分かかるとしても、クラスに20人いたら、全部見るだけでも2時間近くかかっちゃうからね」

「でも先生は、生徒のみんなに『大事なところだからちゃんと理解してほしい』って思っているからこそ、宿題で出しているんだ」

「中には、寝る時間を割いてまで、1人1人の進みぐあいを見てくれている時もあるんだよ」

「だけど、わからない問題もあるよね。そんな時はお父さんやお母さんに聞いてもいいし、先生に提出する時に『ここの部分がわかりませんでした』って書いてもいいんだよ」

「もし、今、わかりにくいところがあるようなら、ママに見せてくれる?ママにわかることがあるかもしれない」

とこんな風に言うかな?と思います。

子供が「めんどくさい」と思っているだけなら「先生も大変なんだな」と分かれば自分からやろうとするかもしれませんし、

もし「分からないところがあった」のでしたら、勉強嫌いになる前に手を打つこともできます。

「どうして宿題をしなければならないの?」の返事がまだであれば、上記の事柄を含めて回答してあげたらどうかな?と思いますが、いかがでしょうか?

ココまで・・・

どうでしょう?

「先生の思いやり」を私はすごく感じて宿題やる気になりましたw

我が家も、言い方を変えながらその都度繰り返して答えていたら、

「なんで宿題やらなきゃいけないの?」が減りました。

ある意味、親がなんて答えるのか試してるのかな?とも思いました。

初めは子供の気持ちに寄り添いすぎで、ちょっと助長させてた感じで失敗をして気が付いたのですが。

ここはしっかり毅然とした態度で言うことは言うと決めて話しています。

これからも子供と共にママとして成長していきたいです。

残り1週間となった夏休み、なんとか宿題終わるいいです。