まだ先生になって間もない頃、園でとある公園へ遠足へ出かけた時のことです。
私が先頭で公園内の丘になった道をみんなで歩いていました。
後ろから騒がしい声がしたので止まると、道から外れ一人で脇の坂を下っていました。
そしてその直後、一瞬のうちに事が起きました。
坂になっているので下りの勢いがついてしまい、転んで転がりました。
2、3回転がり止まったあと、大泣きしていました。
結果的に、自分のクラスの子供に鎖骨骨折をさせてしまうという事態になってしまったのです。
本人には、とても怖い思いをさせたし、痛かったと思います。きっと病院も怖かっただろうし、固定器具をつけて生活し、不便で何しろ遊べなくて大変だったはずです。
親御さんにも、大変な心配させ、不信感を抱かせてしまいました。
この件は、親御さんのご理解が厚く、状況の説明、対応を理解して頂けました。怪我が完治しその後は卒園まで無事に過ごしました。
保護者への度重ねての謝罪と園での様子を電話連絡など、できることはなんでもしました。
その時は、首を覚悟していました。
なんてことになったんだろうってかなり凹んでました。
ただ、今振り返ると、仕方なく起きてしまうことってあると思うんです。
例えば、実際にあったことで、
お庭で追いかけっこして転んで骨折、鉄棒から落ちて骨折など、自分のクラスではなくても幾度かありました。
その度に、誠心誠意お詫びをして、フォローに抜かりないよう全職員でいつも以上に気を配りました。
園生活で、入園から卒園まで無傷でした!って子供はほとんどおらず何かしらの怪我はつきものであることは確かです。
その度合いによっては、取り返しのつかないことにもなりかねない、「命」をお預かりしている身なので、それなりの覚悟がなきゃできないと思いました。
私は、先生になって間もない時に、事が起きて、
その事を深く受け止めて、早々に気持ちがより引き締まったことを覚えています。
少し話は変わりますが、
我が家の娘が小学校で顔面強打し、鼻を骨折してきたことがありました。
私自身の経験もあり、学校側へはかなり寛大な方なはずでしたが、
結局は学校と少し揉めることになってしまいました。
何が大事か、って起きてしまったことは残念だけど、仕方ない。。。
だからこそ、その後の対応が大事になる訳です。
きちんと対応できるか、できないか
する気があるか、ないか。
学校で起きたことは、また別で書ければと思いますが、
何が言いたいかというと、
先生は、それなりの覚悟を持ってやりましょう。
保育中は周り全てに気を張りめぐらせましょう。
それでも何か起きてしまった時は、誠心誠意尽くし対応しましょう。
ってことです。
何も起きない方が言いに決まってますが、なかなかそうもいかないものです。。